ダイレクトでインパクト・大阪のことばと言い回し

2019年4月14日

大阪で生まれ育ち、今も住み続けていますが、大阪弁は便利だと思います。
微妙なニュアンスをうまく伝える表現や、言葉自体が面白い響きをもっているものも多いです。
でもわかりにくいし、汚い、とか怖いというようなイメージも持たれるんですね、とても残念ですが。

思いつくものを挙げてみます。

・いちゃもん(をつける) 難癖、言いがかり

「いちゃつく」からきているという説。人目もはばからず仲良く戯れている男女の様子を表す以外に、もめる、言い争うという意味があるようです。もんは文句。
また「いちゃ」が一々(いちいち)の意味で、いちいち文句を言うという解釈がわかりやすいです。

でもこの言葉には神経質すぎる、へりくつとか理屈っぽいとか、ウザイなどやっぱり厄介者のイメージが出てきます。相手に不快感を与えてしまうものはいちゃもんということになりますね。

・茶々を入れる 邪魔をする、水を差す 

語源は豊臣秀吉の側室茶々からきているという説から、大阪特有の言葉ではないかもしれませんが、大阪にゆかりあり? ということで(笑) 
また邪邪(わがままを言ってねだること)からきているとも。
いちゃもんと響きが似ていると思ったのですが、どちらもお茶っぱとは関係ありませんでした。
私は横やりを入れてくる、第三者の存在を連想します。

・いちびる おもしろがって調子にのる、ふざける 

市振(いちふ)るが語源。魚市場などでの競りを手振りとか市を振る、と言います。競売の様子でよく見る大きな手振りからきています。
ふざけ方がついつい大げさになってしまっている状態ですね。
女性はあまりいちびることはないですが、男の子たちはおもろいことが大好きで、何かと自分も周りも面白空間に変えていきます。お笑い文化の地盤もこういうところにあるのかも。

・ほたえる ふざけて暴れ騒ぐ

子どもたちがふざけたりテンション上げてもう興奮状態で笑い転げている時「ほたえな(ほたえるな)!」と親に注意されました。
今でもタイガースの応援や勝利の際には集団的に大騒ぎになって、道頓堀川にダイブなんてことも。おふざけで済まないくらいどんどんエスカレートしてしまいます。
私から見るとこれも子供っぽいこと、のイメージが強いです。うれしくて押さえられない、というのも解りますが。

・おちょくる ふざけてからかう 嘲繰る(ちょうく)るが語源なので、相手にあざけりを繰り返すの意ということですね。ちょけるというのも同じくからかってみせる様子です。

悪意がないことと、程度の問題が作用しますが、許される限度いっぱいが、上方のお笑いのエッセンスと言えるかもしれません。

言葉

Posted by satoko ikuta