風邪の妙薬だけじゃないネギのすごい効用

2019年3月14日

鴨葱(カモネギ)という言葉があります。カモがネギを背負って来るということは、うまいことが重なって好都合なことを表しますが、ネギは鴨鍋にピッタリの食材だということですね。

また、鴨南蛮もカモとネギが具のお蕎麦です。なぜネギが南蛮と呼ばれるのかというと、江戸時代の南蛮人が健康維持のためにネギを好んだとか、異国風のものを南蛮と呼んだ、という説があるようです。

大阪ではミナミに位置する難波が昔ネギの産地であり、関西ではその地名にちなんで鴨なんばと言っています。日本最古の品種で奈良時代にすでにあったという記録もあるそうです。

不許葷酒入山門(葷酒山門に入るを許さず)

禅宗のお寺の山門の横にこの文字が石に刻まれて建てられているのをご覧になったことがあると思います。

葷酒(くんしゅ)の葷とは臭いの強い食材で、これらとお酒は仏道の修行の妨げになるので、口にした人は入れません、という厳しい戒めの意味です。

大乗仏教や道教では殺生を禁ずることから、獣、魚、鳥の動物性の食材と、この葷と呼ばれる匂いの強い野菜類を避けてきました。

「葷」(くん)は五葷としても表され、ニンニク、タマネギ、ネギ、ニラ、ラッキョウとして挙げられています。

でもネギまで含まれているのはちょっと厳しすぎるのでは?と思えるほど食欲増進の薬味として、料理の色彩のアクセントとしても我々の食生活に欠かせませんよね。

そんなおネギについてです。

ネギの歴史

ネギの原産地はシベリアとされるが、これを自国のものとして育て上げたのは日本人で、中国では周時代(紀元前2世紀ごろ)の文献に記載はあるが、消費量は日本の足元にも及ばない。ヨーロッパでもサラダ用の香辛料として、少量栽培された程度。

「日本書紀」には天皇即位の大嘗会(だいじょうえ)には神饌のひとつとして供されている。

ネギの成分・効用

ネギの成分には、消化液の分泌を促進し、胃腸を整え、疲労回復、神経の衰弱や不眠に効き、寄生虫を避け、抗菌抗カビ作用、発汗に効果があるので風邪の妙薬など。不眠には刻んだネギを枕元に置くとよいといわれている。さまざまな薬効を体験的に知っていて、利用してきた。

ネギ類(ユリ科に属する多年生草本)の仲間には、分葱(ワケギ)、浅葱(アサツキ)、韮(ニラ)などで、共通した特有の匂いがある。メチルアリルが主体で、この匂いが魚や肉の生臭みを消してくれる。

品種は、地中の白い部分を食べる根深ネギ(関東・深谷ネギ、下仁田ネギ)と柔らかい緑葉を食べる葉ネギ(関西・九条ネギ、博多の万能ネギ)に大別される。

納豆に山盛りトッピング。。 たまりません。